景気・企業業績 | 金利 | |
円高 |
進みすぎると(または急激に) 輸入価格が下がり物価も下り、総需要が伸びない環境であれば、経済が停滞しデフレになる可能性が大 |
経済対策として金融を緩和して金利を下げ、景気を刺激し、景気を上向かせる。 |
輸出比率の高い産業は国際競争力が低下、は売り上げ減で、収益が悪化する。 原材料の輸入が多い第一次産業はコスト低下で潤う。 |
国内物価の低下→円高デフレ→金利低下。 (内需が拡大すれば話しは別である) |
|
ドルベースでみた円資産の価値の増加期待により、外国投資家の株式、通貨・債券買いを誘発する→国債価格上昇→金利低下 | ||
|
||
|
||
円安 |
輸出比率の高い産業は売り上げ増で、収益が好転する。 原材料の輸入が多い第一次産業はコスト増で収益が悪化する。 |
国内物価の上昇→円安インフレ→金利が上がる。 需要増になれば通常はこのパターンですが、 今はバランスシート不況の中、景気不透明で需要が伸びず、超金利政策ですから金利は上がらないと思われます。 |
ドルベースでみた円資産の価値が目減りするため、外国投資家の通貨・債券売りを誘発する→国債価格下落→金利上昇 | ||
進みすぎると(または急激に) 輸入価格が上がり物価も上がり、インフレになる可能性が大 円安はアジア経済危機の原因でした アジア諸国はドルに連動(ドルベック制)していたため、競争力はがた落ちし、経常赤字を拡大させ、貿易赤字は悪化し、タイバーツの暴落に端を発したアジア経済危機も記憶に新しいところです。 (今までアジアの経済は円高を前提にできあがっていました) 円安は銀行の貸し渋りの一つの原因でした 海外貸出し資産の評価額が増加し、BIS基準の自己資本比率8%を維持するため貸し出し減や回収を行った。 (自己資本/貸出し額) 貿易黒字の拡大 アメリカとの貿易摩擦の激化 |
経済が健全な場合、景気の過熱を冷まし、物価上昇を押さえるため、経済対策として金利を上げる。 が、現状、ゼロ金利以外、これ以上の金利低下は考えられませんから、上がる可能性もあります。 もし、貿易黒字が拡大した場合でも、国内需要の伸びは余り期待できませんから、金利を上げにくいでしょう。 |