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上がる
金利
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無担保コール翌日物金利と国債の動きに注意しましょう。 特に債券市場の10年国債の利回りは0.8〜0.9%です。
これは異常であり、まだまだ日本経済は危険な状況が続くき、デフレ懸念が払拭されてないという
想定でなければ買えないと思われます。
国債を買っているのは、これからも金利が下がり、価格が上がると見込んでいるのです。
また、実体経済に対してマネーは十分余っており、行き場を失ったマネーは、資産デフレが続くなか国債市場に流入しています。
やがて景気は良くなるそうだと思えばこの金利は上がっていき、国債を買うのを控えるでしょう。
一般的には金利が上がれば株価の下落に結びつきますが、今回はそうにはならないかも知れません。
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金利が上がると、景気を冷やし、株価が下がり外人投資家は円を売って円安・ドル高になる。
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一方、金利が上がることで、日本の債券に投資のため資本流入となり、円高・ドル安になる。
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2つの側面がありますが、今の金利水準は異常な低金利であり、金利が多少上がっても景気には影響はなく、為替にはあまり変化は無いと思われる。 |
- 政策金利とは
- 各国の中央銀行が金融政策に基ずいて決定する金利のことで、
無担保コール翌日物金利、公定歩合のふたつがあります。
一般に政策金利が変化すると各種金利も変わるため、企業の投資行動や、家計の消費にも影響します。
しかし、金利が自由化された現在では各種金利は公定歩合の変動にはほとんど影響せず、市場の資金需給によって決まるため、公定歩合の
重要性は薄れています。
日本銀行の金融政策上の誘導金利も公定歩合から無担保コール翌日物金利が中心になっています。
- 短期金利
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短期金利とは、期間1年以内のいわゆる短期資金の運用、調達がおこなわれている短期金融市場で取引きされている金利で、代表的なものは資金需要などの影響を受けやすい無担保コール翌日物金利や公定歩合です。
- 長期金利
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長期金利とは期間1年以上の金利のことで、具体的には債券市場で取引きされている、国債の利回りである。
長期金利を見る上で代表的なものは、利付国債10年物で「指標銘柄」と呼ばれている。
短期金利が変動するとそれに見合った形で長期金利も変動する。
- 短期金利の上昇予想(金融引き締めの予想)→ 長期金利の上昇→ 国債価格の下落
短期金利の下落予想(金融緩和の予想)→ 長期金利の下落→ 国債価格の上昇
また長期金利の水準は一般的に、
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@将来のインフレ率(物価)や
A経済成長(GDP成長率)の見通し、 Bリスクプレミアム(国債増発などによる金利上昇懸念)、
などを反映して決定されると言われている。
ということは@とAによる金利上昇は健全な金利上昇といえますが、Bは債務の多い企業の経営を悪化させることになります。
長期金利の動向を見ることにより、金融市場が将来の経済状況などをどのように予想しているか判断できます。
- 日本銀行
- 長期金利の決まり方: コール市場と金融調節: 短期金融市場について: ゼロ金利政策について
- 企業の資金需要と過不足(日銀)
- 資金循環統計からわが国の金融がどこまでわかるか
98年度以降は資金余剰に転じており、現状は余裕資金で借入の返済を進めている。
- 資金循環統計の作成方法と説明
- 資金循環統計、時系列データのダウンロード
- 金融緩和措置等(日銀)
- 金融緩和措置等に関する主な決定内容 金融緩和措置等のポイント
- 金利と景気・為替の説明
- 金利と景気:株価変動要因 東京証券取引所
- 金利と株価 わくわく株サロン:株式投資ミニ知識
- 株価を決める要因 NIKKEI Money University
- 株価を形成する要因 Smart Finance
- 為替相場の変動要因 メイタン・トラディション
- 金利の動きから何を連想するか:金融広報中央委員会 金利・景気・為替・物価の関係
- 関連サイト
- 国内金融セミナー:セントラル短資 チャートで見る短期金融市場
- 金利関連指標の見方:金融広報中央委員会
- yuichiroさんのページ: 金利の変動要因と経済指標
- 金融大学: 債券市場 債券市場と株価、為替の関係を説明
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金利
下がる
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金利全般が下がる時は、銀行預金や債券の利率も下がります。
そうすると相対的に株式の魅力が高まり、銀行預金や債券で運用されていたお金の一部が株式購入に向けられます。
株価の上昇に結びつく。
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金利が下がると一般的に企業、個人とも借入れ(資金調達)コストが低下し、景気が上向き、株価が上がり、外人投資家は
ドルを売ってドル安・円高になる。
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一方、金利が下がることで、日米金利差が拡大し、資本流出
となり、円安・ドル高になる。
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2つの側面がありますが、今は金利が下がっても個人消費は伸びない環境であり、
ゼロ金利解除になったが、まだ異常な低金利であり、金利が多少下がっても、為替にはあまり変化は無いと思われる。
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